授かったのがわかったときのこと

子どもが授かったのがわかったときのことを書き留めておきたい。

父の病気がきっかけで25歳で入籍。正直もう少し後になると思ってたから、自分の想像より早く結婚した。父は今も治療してるけど元気に過ごせてるし、私は昔から早く結婚したかったから、振り返ってみると良いタイミングだった。

結婚してからの生活は、それまでと特に変わりがなかったけど、子どもについてはなかなか踏み切れなかった。というか、自分の人生つらかったり絶望することが多かったからこの世界に新しい命を自分で誕生させるのに躊躇いがあった。罪悪感すらあった。でも、本能的には好きな人との子を望んでいるのも自覚していた。

結婚生活が3年目に入ると、自分と同じ時期や後に結婚した人の妊娠や出産をよく聞くようになる。正直焦りがあったし、授かりにくい身体なのかもしれないという不安もあった。

本音をあまり言わない旦那さんが酔っ払って帰ってきたときに「どうして子どもができないのかな」と本音をこぼしていた。彼は私以上に子どもを望んでくれていた。それからしばらくして、自分が人生を楽しく過ごせる時間が増えてきて、ようやく素直に子どもが欲しいと思えるようになった。
(命の誕生って結局は親のエゴなのかもしれない…。だから我が子がなるべく穏やかで幸せに過ごせるよう努力しなくちゃいけない。)

妊娠がわかる少し前のこと、旦那さんのご両親と妹ちゃんが家に遊びにきた。妹ちゃんはまだ小学生だったから、憧れの原宿に遊びにいけて本当に嬉しそうにしてた。

数日後、その姿を思い出して「何の見返りもないのに自分じゃない誰かの嬉しそうな顔をみて、自分も幸せになれるって、なんて素晴らしい感情だろう」とボーッと考えていた。私こんなこと思えるなんて大人になったんだな、と。無意識に「…だから自分も、誰かの親になれたら」とも思っていた。

そんなことを考えていた日は、体の不調で通っていた産婦人科の通院前日だったから、念のためと妊娠検査薬を使った。陽性だった。びっくりした。自分の気持ちを見透かして、お腹の子はやってきてくれたのかなと思った。

実際に、お腹に新しい命が宿って今までごちゃごちゃ考えていた不安より、喜びのがずっと大きくてホッとした。

この愛しい大切な命をしっかり守っていきたい。

まずは、母子ともに何事もなく、元気な子が生まれてきてくれますように。